
七輪マスターさんって雨でもキャンプやるんですか?七輪が濡れたらダメだし雨の日はキャンプやらないですよねぇ?
いいえ、雨でも関係なくキャンプします。雨でも七輪はできます。
雨の日のキャンプ
この日は午前中から徐々に雨模様。
長田山荘キャンプ場に到着するころにはすっかり雨は本格的になっていました。

長田山荘キャンプ場は林間サイトもあります。
林間サイトでのキャンプの様子はコチラ
長田山荘キャンプ場の公式のページも是非参考にしてみてください。
めちゃ広いですよ。
長田山荘キャンプ場は広大な芝生のエリアがあります。
しかし、傘もささずに濡れなくて済む場所があります。
車で到着したあと、その場所から撮影しました。

この場所が何処かと言いますと…、コチラ!

東屋とログハウスが隣同志に配置された場所があります。
この場所が最高です。子供もOK!

雨は止む様子はありませんが、これなら無事に七輪ができます。
「七輪がやりたければ屋根を作ればいい!」という理由で自宅に屋根付きのテラスを作ってしまったおバカさんと言えば私のことです。
東屋の囲炉裏
東屋には中央に囲炉裏があります。
中央の囲炉裏で焚き火ができるので、薪を集めました。
師匠が購入してくれた薪はよく乾燥した、良い薪です。

薪棚の端に捨てられた薪が積んであり、使ってもよいとのことで有り難く使わせていただきます。
湿った薪も焚き火で乾かしながら使うと案外と使えるものです。

焚き火で炭を赤くなるまで火熾しします。
焚き火があると炭熾しが簡単になります。
東屋で七輪
屋根さえあれば七輪は無敵です。
焚き火のおかげで炭もバッチリ準備できました。

東屋の下の地面はいっさい濡れていないので、とてもよく乾いています。
七輪は焼きやすいように台に乗せて使用します。
七輪は珪藻土という素材でできていて、水に弱いです。

世の中には珪藻土でできた製品がいくつかあります。
日常でもコースターや足マットなどで珪藻土は使われます。
珪藻土の特徴は「水を吸い込むこと」と「温度を断熱すること」です。
しかし、この両方の特性を一緒に活かすのはなかなか難しいでしょう。
私はちょっと…、思いつきませんね…。

水を吸い込む性質があるので、コースターや歯ブラシスタンドとしてはとても良い役割を果たします。
水を吸い込んだあとの珪藻土は自然にゆっくりと乾燥するまで待つ必要があります。
一方、七輪は「温度を断熱すること」に特化していて、水濡れ厳禁です。
なぜかというと、水で濡れた七輪で炭を熾してしまうと急激な温度差と水蒸気の膨張によって、七輪が割れてしまうからです。
庭BBQやキャンプの失敗談としては、屋外に放置していた七輪を使ったら割れてしまったというケースです。
水を吸ってしまった状態では使用しないほうがいいですね。
雨に濡れないように、屋外かつ屋根のある場所さえ確保できれば、雨でも七輪はできます!
本日の超目玉、極上さんま
七輪キャンプでみんなに食べてもらいたいのは「さんま」です。

まるでミサイルのように5尾並んだ秋刀魚は立派です。
生の秋刀魚で、冷凍していないものを買うとよいでしょう。

今年の秋刀魚は太くていいですね。
旬だし、価格も安くなっています。

魚を買う時は見た目の鮮度の良さで選びます。
つまりボディの色、艶ということになろうかと思いますが、もう一つ大事な要素として「顔」を見ます。
泳いだらいかにも速そうな”粋”な面構えをした秋刀魚が美味しいです。
秋刀魚を焼くときにはシンプルに「塩」が一番よいです。
秋刀魚ライド七輪
炭が真っ赤に起きた状態の角型七輪に秋刀魚を乗せます。
秋刀魚にはシンプルに塩をたっぷりと振ってあります。

秋刀魚は網に張り付いてしいまうことがありますが、皮がパリっと焼きあがればそんなに張り付くこともありません。
塩を振るときに掛け過ぎかってくらいにフリフリ振ったほうがよいのです。
焼いている途中で塩はパラパラと七輪に落ちていきますので、降りすぎたとしても気にしないことが重要です。
秋刀魚に振りかける塩の量で塩分濃度がどうのこうのという話しは気にしなくても平気。
恐れずにいきましょう!

塩を振るときは高い位置から降ったほうがよいです。
塩が秋刀魚のボディに均一に乗っかるようにしてください。頭も尻尾も塩が必要です。

ひっくり返しても網に張り付きません。
皮がパリっとしています。
身がふっくらと焼きあがっているのがわかります。
良い焼き目です!

秋刀魚を焼くときに焼けていく様子をよく見ているととても面白いですよ。
秋刀魚に降りすぎた塩が乾燥してポツポツと炭に落ちます。
炭に落ちた塩が真っ赤な炭にポツポツと落ちる様子は線香花火を見ているかのように美しいです。

秋刀魚からでた余分な水分が炭に落ちるとモワっと煙が立ち上ります。
この煙の臭いが秋刀魚の焼ける良い匂い。

焼きあがりました。
皮がパリっと身はふっくら、完璧な仕上がりの秋刀魚です。
私の角型七輪は「七輪本舗」さんで購入した「焼鳥秋刀魚七輪」という名前の角型七輪です。
焼き鳥と秋刀魚を焼くために特化していて、頭から尻尾まで真っすぐにスッポリ収まる形状はお見事です。
みんなで秋刀魚を食べよう!
トングで半分に割りました。

キャンプではそれぞれ好みで食べてもらいます。
お醤油を付けたり、大根おろしを付けて食べてもよいですよね。
ぽん酢もありですよ。すだちやレモンを一絞り、なんてものいいですね。

カップに入れてみんなが食べれるように次々に配布していきます。
秋刀魚・フィルズ・アップ・ザ・七輪
5尾あったさんまの残りの3尾。
秋刀魚が七輪を埋め尽くします。

それにしても今年の秋刀魚は良い!
太さもよし、輝きも良し!秋刀魚の顔にやる気を感じます。

スーパーの鮮魚コーナーにはさらにぶっ太い秋刀魚が売られていましたが、みんなで食べたかったので尾数の多いパックにしました。

秋刀魚から立ち上がる煙の匂いを嗅いでいるとヤバイ…。

食欲が止まらないです。

最初に配った秋刀魚を食べてもらうと、頭や骨が残りますが、捨てないで再び七輪の上に置いて下さい。

中骨や頭はビックリするくらいサックサクになって食べれます。
むしろこの骨せんべい的なヤツも秋刀魚の楽しみの一つです。

東屋の一角で焼いていますが、もうこのエリアは美味しい秋刀魚コーナーです。

家の中ではできない贅沢な焼き魚。
しかも七輪の炭火焼きは絶品です。
1匹まるごとガブリ!
私はシェラカップに秋刀魚を入れて、1匹丸ごとガブリ!と食べるのがすきです。



背中をガブリといきます。
もう何度食べたかわからない七輪で焼く秋刀魚ですが、いつ食べても本当に美味しい。

身はふっくらとしていて美味しいのはもちろんのこと、小骨も気にせず食べれます。
焼き魚定食を食べたときに小骨が食べれないことはありませんか?
小骨は炭火でじっくりと時間をかけて焼いた場合、むしゃむしゃと気にせず食べることができるような仕上がりになります。
だから、自然と頭と中骨だけが残る食べ方になりますよね。

お皿に分けて、みんなにも食べてもらいます。

捨てないで!
骨や頭は捨てちゃダメ!

しっかりとサクサク骨せんべいになってもらいます。

頭の部分をガブリ!

美味い!
七輪で椎茸とピーマン
秋刀魚を焼き終わったところで、しいたけとピーマンが登場すると、七輪をあっとゆーまに埋め尽くしました。


今回は七輪の焼き面よりも大きな網を用意しています。
人数が多いときの七輪では、このように七輪の焼き面よりもサイズの大きい網を使うとよいです。

焼き上がりを見ながら火力の強いところへコロコロ移動させ、もう十分な焼き加減だと思ったら端のほうに避けておけば焦げることもありません。

焼きあがったピーマン、とってもいい感じにしなぁ~っとなっています。


七輪で焼くしいたけもイイ感じに仕上がってきています。

囲炉裏を囲んでいる傍らで七輪を使っていますが、同じ東屋の元で焼きあがった食材が効率よく次々と配られていきます。

しいたけもバッチリ!いい香りで美味しい。
炭火で焼くとぷっくりとして絶妙な食感になります。

まとめ
まとめ

愉快な仲間達で子供も喜んで食べてくれた秋刀魚に大満足です。
長田山荘キャンプ場さんにも感謝!
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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