七輪!渓流サバイバルで蛇を食べる!

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七輪とキャンプ

キャンプ代をケチり森林の中の渓流でサバイバルをしました。

いつものキャンプと全然違う雰囲気でした。

この記事を最後まで読めば、なぜキャンプではなくサバイバルなのかがわかります。

是非、楽しんで読んでみて下さい。

拠点の紹介

まずは拠点の紹介です。

遅めのスタートだったのでじっくりと拠点を探している時間がありませんでした。

とにかく日が沈む前に腰を据える場所を構えないと身動きがとれなくなります。

そして、直観で3ポイント目の場所を拠点にしました。

それがコチラです。

1泊する拠点

右側も左側も急斜面になっていて、両側に渓流があります。

テント無し、トイレ無し、シャワー無し、人もいません。

ギリ、スマホの電波はあります。

リュックを置いたら、床に敷く笹の葉と、焚火台の設置、薪集めを急ぎます。

特に薪集めは夜になったら身動きがとれませんので急ぎます。

拠点を見失わないようにランタンと火を灯してから薪を集めました。

渓流のすぐ近くなので湿った木が多く、乾燥している薪木を集めるのに苦労しましたが、どうにかギリギリ1晩くらいはしのげそうな量の薪を確保しました。

まずは腹ごしらえ

薪集めに必死だったので、汗でびっしょりです。

私はシャツを抜いで上半身裸になりシャツを乾かします。

夕方から森に入ったのでとにかく時間が無かった。

もっと、焦らずじっくり拠点を選んで薪も余裕ある量を準備したかったです。

焚火で身体とシャツを乾かす

もうおなかぺこぺこです。

クッカーの準備
米1合を持参しています
コメを入れて…
水を入れて…

ザ・シチリンを使用して米を炊きます。

ザ・シチリンは缶型七輪です。

米を焚く

遠赤外線効果は低いので火力は切り出し珪藻土には劣りますが、なんといっても超軽量!

リュックやランタンを持った私に珪藻土の七輪の持ち運びは無理です。

道中、何回も七輪をぶつけていますが、缶型なので無事でした。

焚火台は周囲の岩と石で敷き詰めたカマド型にしてあります。

焚火と七輪の両方を世話できるように配置しました。

焚火は最後撤収できるように石で焚火台を作ってあります。

撤収するときは消し炭をゴミとして持ち帰ります。

米が炊けるのを待つ

焚けたお米のいい香り

クッカーで米を炊くと、蓋のところがプクプクしてきて頃合いがわかります。

蓋がプクプク、そろそろ炊けています
じゃーん、お米炊けました
下のほうがおこげになっています。

クッカーでお米を焚くと下のほうが少しおこげになり、それがまた美味しいんです。

フライパンのほうに米を移します

もつ煮

もつ煮を煮込みます。

これが食べたかったんですよ。

もつ煮込み
袋ごと湯煎する?

袋の裏には袋ごと湯煎して温めるように説明がありますが、お湯が貴重なのでクッカーに入れて中身を直接温めて食べます。

それではもつ煮の袋を開け…。

袋を開け…。

開け、て!!

っぅうう、中身をクッカーへ…。

冷静に冷静に、もつ煮がドパーンと汁で手がべっちゃべちゃですが、冷静に冷静に。

手は洗いません。ハンカチで拭います。

だって、水が貴重だもん…。

袋開け、失敗のもつ煮
温まるもつ煮

とにかく、暗い。

何も見えません。ランタンと焚火の炎がありますが、懐中電灯で照らしながら撮影しています。

周囲は闇です。

両側の下には沢が流れていますが、多分上がってこれなくなるので夜はおりません。

べちょべちょの袋

ミスった袋はべちょべちょです。

獣を引き寄せないようになるべく早く別のゴミ袋に入れて口を縛りました。

もつ煮を温めながら…
焚火にあたりながら

腹ペコ状態はひとまず回避しました。

寝袋をもってきていて、虫やヒルが寄ってこないように、笹の葉を敷いています。

とりあえず、お腹も満たせれば次第に落ち着きます。

岩に囲まれた拠点はランタンの灯りを反射する

コロッケ

家から持参したコロッケも温めます。

揚げ物は七輪で温めると衣がカリっとして美味しくなります。

サクッという食感のコロッケは最高です。

コロッケを温めます
もつ煮も残りわずか
コロッケとお米は相性抜群

コロッケにソースを掛けたい所ですが、ソースは持って来ていないので別の調味料で味付けして食べます。

七輪マスターの調味料セット

コンソメタイプの調味料を振りかけて食べるコロッケが美味しいっ!

コンソメ味がコロッケに合う!
粗塩調味料もコロッケに合う!
ご馳走様でしたー

全て食べました。

おなか一杯です。食料を持参して来て正解です。本当のサバイバルはココからです。

サバイバル開始

サバイバル開始です。

もう周囲は真っ暗で何も見えず、帰る道も危なくて歩けません。

夜の8時です。

ここで1泊する以外に選択肢はないのです。

焚火を見ながら1泊する以外に選択肢はない

封筒型の寝袋に半分入っていますが、すぐに出られるようにしてあり、手元には鉈を置いています。

万が一、何かの獣が来たら脅かして追い払わないといけません。

鳥の声なのか獣の声なのかわかりませんが、ピーピー、ガーガー、音が聞こえます。

それでも焚火の温かさに癒されながら眠りにつきます…。

…。

…。

…。

ふと目を覚ますと焚火の薪がなくなりかけています。

その度に新しい薪を足して、火を復活させ、眠りにつきます。

何回繰り返したでしょうか?

4回か5回、焚火の薪足しを繰り返して1夜を過ごしました。

翌朝

さぁ早朝です。闇に眼が慣れているので5時前から空が明るくなってくるのを感じました。

焚火の炎はとりあえず一晩持ちましたが、マジでギリでした。

私は起きてからすぐに薪集めを始めなければなりませんでした。

撤収するまでの間、火が必要です。

撤収するまで焚火は継続させる

沢に折りて顔を洗い、タオルで身体を拭いてサッパリと目覚めます。

1晩生き延びた気持ちになり、ここちよいです。

キレイな水が流れる沢
キレイな水が流れる沢

蛇を食べる

朝食にヘビを食べます。

ここから先、閲覧注意な画像があるのでヘビを食べる様子を見たくない人は下にスクロールしないで下さい。

捕獲したへび

前日、拠点へと向かう途中にヘビと出くわし、長靴で踏みつけて袋に捕獲しておきました。

このヘビはアオダイショウではなくヤマカガシです。

頭のほうに赤い模様が入っているのが特徴です。

毒蛇なので絶対に噛まれないように細心の注意を払いながら捌きます。

鉈(ナタ)でズドンっと。

ヤマカガシをナタでズドン

ズドンと頭を分離しても、どちらもまだ動きます。頭のほうは要注意です。

胴体のほうに少し切れ目を入れ、皮を剥がしていきます。

皮をもって手で引っ張ると、ずるずるずるっと皮が剥けていきます。

おや??何か緑色のものがありますね?

お腹の中央に緑色の何かが見える

なんと!!

カエルでした。

カエルは目をつぶって足のほうから食べられていました。

少し溶けかけています。

「ヘビに睨まれたカエル」という言葉がありますが、どうやらこのカエルはヘビに睨まれず、後ろからパクっと飲み込まれたのでしょう。

ヤマカガシのお腹の中で溶けかけていたカエル

ヤマカガシは内臓をとって、沢の水で丁寧にキレイに洗います。

血や内臓が残らないように洗いました。

白く透き通るようなヤマカガシの肉

なぜか動く。洗って手のひらの上でなぜかゆーっくりと動いています。

ヘビという生き物はある程度Autoで動く生き物なんだと思います。

ほとんどが背骨です。

小さい個体だったので、骨と肉を分離するのは難しいと思いました。

というか、蛇の骨と肉を分離するのはサイズに関わらず無理かもしれません。

ですので、カリッカリになるまで七輪で焼いて骨ごと食べてしまおうと思います。

七輪で焼く蛇(ヤマカガシ)

味付けは塩コショウです。

ゆーーっくりですが、なぜか動きます。

香ばしく焼けた蛇
カリッカリに焼けたので骨ごと食べます。

骨まで火が入った様子。

これで食べてみたいと思います。

バリンボリンと骨ごとかじりつきます。

牛・豚・鶏 のどれに近いかというと鶏ですね。

肉部分がペラいので、肉を食べているというより、小アジの煮干しを食べているような食べ応え。

朝食は蛇

うん。美味しいです。

塩コショウで味付けしましたが、焼鳥のタレで食べたいですね。

骨ごとボリボリいけたので、全部食べました。

鶏肉よりは薄味な肉ですが美味しい。

コレは初めて食べる、食べ物の味だっ!

私の中に刻まれた蛇の味。また見つけたら食べたいです。

撤収

岩場のランタンを撤収

ココはランタンを灯し、焚火をしていた場所のあと地です。

全ては元の通りに戻します。人工物はいっさい残しません。

最初と変わったのは周囲から枯れた木が少し消え失せたということですね。

焚火のときにでた灰と消し炭はゴミとして持ち帰ります。

渓流を遡って家に帰ります
沢から拠点を見上げますが何も見えない
道中小さな滝もあります。

写真でみるとキレイな森林のように見えますが、ここを人が行くことはほとんどないのではないでしょうか?

もし、万が一にも同じ場所でサバイバルをしている人間に出くわしたら、すっげぇビビると思います。お互いに。笑

この場所はとても友人などを誘えるようなキャンプ地でもありませんし、子供と楽しめるような秘密基地でもありません。

ヒルに血を吸われ、蜘蛛の巣が顔に張り付き、蚊に腕を食われ、ぬかるんだ地面で転ぶ。そういう場所です。

私のような変わった人間が、1晩過ごすためだけの渓流です。

今回のサバイバル、夜の緊張感と、朝の沢での顔洗いは今までの人生で味わったことのない経験でした。

蛇を食べたことも私にとって、とても意味のある食事だったと思います。

魚を釣って、焼いて食べる。

野菜を収穫して、焼いて食べる。

それと同じレベル、蛇を捕まえて、焼いて食べる。

生きているヤマカガシにナタをズドンとやった時にちょっと「かわいそうだな」って思ったのですが、いつも食べている美味しい牛肉だって、豚肉だって、みんなどこかで「ズドン」なんですよ。

自分が「ズドン」するか、誰かが「ズドン」するかの違いだけ。

食べ物は命をいただくってこと。

絶対に粗末にしたり、残したりしちゃいけません。

だから、しっかり「いただきます」を言ってから食べましょうね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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