銀杏をもらった!
銀杏を拾った!
でも、コレどうするの?食べれるの?
大丈夫です。この記事で全て解説します。
銀杏って木の実なの?
9月が過ぎて、10月。金木犀(きんもくせい)の香りが漂う頃、小さな黄色の実が転がってることがあります。
拡大するとこんな実です。黄色い実。ビー玉くらいのサイズですね。
この黄色い実が銀杏です。銀杏って固い殻の木の実だと思っている人はこの写真を見てもピンとこないかもしれませんね。
銀杏は木の実の中の種の部分です。銀杏はイチョウの木の実なんです。銀杏が落ちているところはイチョウの木の下です。
イチョウは大昔からずっと人々の近くにある木です。銀杏はどの時代でも食べられてきた食べ物です。
銀杏の実の取り出し方
銀杏は実の中にある種(種子)の部分ですが、実の部分の匂いがかなり強烈です。とても臭いんですよね。
銀杏は好きだけど、銀杏の実は臭くて嫌い!という人もいるでしょう。
または、銀杏を食べた事がある人が初めて実の部分の匂いを嗅ぐと、「え!?コレが銀杏なの?え?ホントに食べられるの!?」という感想を持ちます。
それほどまでに匂いがキツイです。
銀杏を木の実の部分から取り出すとき、私はビニールの手袋をつけて指先で潰しながら押し出します。
落ちたばかりの銀杏の実は固くて押しつぶしても銀杏が出てきませんが、少し時間の経過した実は指で押しつぶすと銀杏の実が簡単に取り出せます。
銀杏が固くて実が柔らかいという特徴があるんですね。
実を落ち葉と一緒に竹ぼうきで一気に集めてしまって、枯葉の中で数日腐らせてから実を取り出す方法もあります。
実を土に埋めておき、少し腐らせる方法も簡単に銀杏が取り出せます。
取り出した銀杏と実の処理
集めてきた銀杏。そのままではとても食べる気になれないような状態。
実から取り出したばかりの銀杏はぬるっとしています。実の部分のぬめりが付いています。
集めてきた銀杏はヌメヌメしてベトベトしています。
キレイに洗うためには、バケツのような入れ物を使用します。
そこに石と銀杏を一緒に入れて、水ですすぎながらゴロゴロとかき混ぜていきます。
かき混ぜる時は手が荒れないように木の棒を使います。水をかけては気の棒でぐるぐると混ぜて、浮いてきたゴミを捨てたらまた水をいれて木の棒でぐるぐる!
銀杏の実は固いので、石コロと一緒にいれても負けません。
かき混ぜられるくらいの適量があると理想的です。
銀杏だけでグルグル混ぜてもある程度はキレイになりますが、固い石コロを一緒に入れたほうが早くヌメヌメが取れます。根気よく繰り返して徹底的にきれいにしてあげましょう。
洗い終わった銀杏の天日干し
洗い終わった銀杏は広げて天日干しします。
私は天日干しするときにキッチンペーパーを敷きました。匂いが付くとイヤなのであとで捨てるつもりです。
干す専用の網やざるなどを使って匂いがつくと嫌なんですよね。だから銀杏の下に敷くものは捨てられるものを使用してください。
段ボールなどもかなりおススメです。
銀杏の匂いがキツイので、実を洗った時にもゴミとなる部分がでるのですが、普通に家の中のゴミ箱などには絶対に捨ててはいけません。
銀杏は室内に持ち込んではいけない。そのくらい、匂いが強烈です。
私は銀杏の実と洗った時のゴミは青い袋に入れて捨てます。
この青い袋は実はペットのう〇ちを捨てる時に使用する袋です。この袋はとても優秀で、中の匂いを外に漏らしません。
この袋に銀杏の実を捨てれば匂いに悩まされる心配なんてありません。
干し終わったあとはカラを剥くのですが、殻もこの袋に捨てると匂いに悩みませんよ。
銀杏の殻の割り方
ペンチのようなもので挟むと割れます。スジの入っている部分を掴んで挟んでやるとパキっと音をたてて割れます。
スジのところで割ると写真のように割れる事が多いです。とがったほうの上半分が先に割れる感じですね。ココまで割れたらあとは指でペキペキ剥がしていくのですが、結構ミスも多いです。
銀杏の殻割りをミスすると中身を割ってしまいます。やっぱり食べるときはコロコロと丸い形のまま1粒を食べたいので中身が傷つかないように取り出したいですよね。
世の中には専用のペンチもあるのですが、私は持っていません。普通のペンチで割るのでチカラが入ると中身まで割れちゃいます。
別の方法での割り方も紹介します。
私はドリルプレスバイスを持っています。万力と言われる道具ですね。
手回しハンドルをクルクル回して潰せる道具です。ギュッと締める時に使用する道具ですね。
色々な作業で使用している優れモノですが、今回も役に立つ時がきたようです。
この方法を使用すると銀杏の殻が縦に割れる確率が上がり、中身を傷つけずに取り出せるようになります。しかも、安全!
手回しハンドルを回す時にじっくり締め付けられるので、調整がしやすく安全です。
銀杏の殻はとても固くて危ないので、カケラをこぼさないようにしましょう。
この殻に匂いがある場合がありますので、匂いを防ぐ青い袋に入れて処分するとよいでしょう。
私は天日干しや殻割に使用した段ボールにも匂いがついてしまったため、処分しました。
室内の畳の上とかカーペットの上とかで殻割りをしないように注意しましょう!
銀杏の調理方法
銀杏、今回は茹でました。
茹で時間は3分でよいです。中に火が通ると銀杏の実が透けるようなグリーンに変わりますので、数分でOKだという事が見た目でわかります。
茹で上がった銀杏には茶色い皮が付いています。この皮を取り除くと…。
こんなにきれいなグリーンです。
枝豆のようにも見えますが少し透き通ったような見た目は銀杏ならではの色ですね。
皮を剥くのがとても大変でした。
茹でながら固いものでゴロゴロこするとポロっと取れるのですが、どうしても残るものもあるので、残ったものは手で根気よく取ります。
皮が剝き終わって集めた銀杏です。中身が潰れたものもちゃんと全部皮を剥きました。頑張りました。
この状態でも塩を振りかければ美味しく食べる事ができます。
銀杏の簡単な皮の剥き方!
茹でたので皮むきが大変でしたが、実は揚げながらコロコロとやっていれば皮が簡単に剥がせます。
茹でる方法ではなく、揚げる方法なら銀杏の皮むきがとても簡単です。
この方法なら銀杏の皮むきがとても簡単です。
茹でるよりも皮むきが簡単ですが、手早く処理しないとカリカリに揚がっちゃいます。油の片付けも面倒なことがありますので、茹でるか揚げるかは好みがわかれるところですね。
銀杏の串焼き
私は銀杏を串焼きにしたいので、茹でたんですね。
串に通したい!串に通して、オシャレな見た目の銀杏の串焼きを食べたいのです。
ダイソーさんはホントにいいアイテムを売っています。
竹串18cmを買ってきました。これに銀案を通せば、七輪で銀杏の串焼きができる!
ようやくここまで辿りついたって感じですね。
串に銀杏を通しました。ふぅ。
串焼きのお店などで焼き鳥などと一緒に銀杏串を提供しているお店を本当にリスペクトします。銀杏の下処理から串刺しまで、とても手間のかかる作業です。
銀杏串!いざ、七輪へ!
銀杏串をアツアツの七輪の網の上へ並べます。
七輪の上にずらっと並べた銀杏串。
火力の強い位置や弱い位置などがありますので、焼き加減を見ながら入れ替えたりしましょう。
銀杏は焼くとテカテカになるんですね。
塩を振りかけながら焼きました。
焦げないようにコロコロ回しながら焼いていたのですが、焦げ目が大きくついてしまった部分もあります。七輪ならではの焼き色とも言えますね!
七輪で焼いた銀案串を食べた感想
七輪を使って焼いた銀杏串。
とても美味しかったです!塩をかけて食べたのですが、中がプリっと柔らかく外がカリっと香ばしくて、ただ茹でただけの銀杏を遥かに凌駕して美味しいです。
お醤油でも食べてみましたが、お醤油で食べるのも最高に美味しい!
醤油をつけて香ばしく焼く方法もありです。
串焼きなら醤油をつけて焼き、醤油をつけて焼き、と繰り返せるので好みの味に調整できます。
銀杏を拾うところから、七輪で銀杏串を焼いて食べるところまでを紹介しました。
あなたも是非、季節の味わい銀杏を、最高の形で食べてみませんか?
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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