七輪に寿命ってあるんですか?何年くらい使えますか?
もちろん寿命はありますよ。
でも種類や使い方によって、寿命も大きく変わってきます。
この記事を最後まで読んで、七輪の寿命について是非参考にしてみてください。
七輪の種類
七輪の種類には大きく分別して2種類の七輪があります。
「練り物七輪」と「切り出し七輪」です。
練り物七輪
練り物七輪は七輪の材料である「珪藻土」を粘土の状態にして作っています。
七輪の型の中に珪藻土の粘土を入れ、プレスして成型する七輪です。
材料の珪藻土を粘土のようにしているので「練り物」と呼ばれています。
七輪焼肉のお店で使われているタイプも練り物七輪が多いですね。
練り物七輪の多くはホームセンターでも売られていて、2000円~5000円程度の価格です。
切り出し七輪
切り出し七輪は材料である「珪藻土」を丸ごと切り出してきて、そのまま珪藻土を削って七輪の形に整えた七輪です。
削って形を整えられた七輪は大きな窯で焼き上げられて作られます。
切り出し七輪はブロック状に切り出した珪藻土を職人が削って作るので、プレスのように量産できるようなシロモノではありません。
そのため価格が高いのですが、練り物七輪と比較すると軽量で、耐久力にも優れているという特徴があります。
どちらが長寿命なのか
「練り物七輪」と「切り出し七輪」を比較すると、耐久性に優れているのは「切り出し七輪」と言われていますが、条件によって寿命は大きく異なります。
どちらも珪藻土を材料としているため、水濡れ厳禁です。
庭で練り物七輪を使用して、そのまま外に放置していたら雨でずぶ濡れになってしまった人がいて「1回しか使っていないのにボロボロに崩れてしまった」と言っていました。
「七輪が水に弱いなんて知らずに、使い終わったあとに炭火を消化するために水を掛けたら高級な切り出し七輪だったのに割れてしまった…」とガックシと肩を落としていた人もいました。
七輪って、水に弱いんです。
つまり、使い方を誤ると「練り物七輪」でも「切り出し七輪」でも、1発で壊れてしまう可能性があるということです。
どちらを購入するべきか
どちらを購入するかで迷っているのであれば「練り物七輪」を買って試してみませんか?
私も「練り物七輪」をヘビーユーズしています。
もう何年も使用し、何十回も使用していますが、まだ壊れていません。
100回以上使っているかも…(数えていなくて、すみません)
スタンダードな丸型の七輪はホームセンターなどで入手できますし、お財布にも優しいです。
私は七輪に魅了されて、角型の高級品が欲しくなり「切り出し七輪」も買っちゃいましたけどね。笑
一生ものとして迎え入れるのなら、少し値は張りますが「切り出し七輪」が良いと思います。
長く使い続けるコツ
長く使い続けるコツは第一に水に濡らさないことですね。
それと、ぶつけたり引きずったりしないことです。
大切に使えば、その分寿命も延びていくものだと思います。
ヘビーユーズした練り物七輪
何年も何十回も使用している私の「練り物七輪」ですが、実はそろそろ限界かもと感じ始めています。
見た感じ普通なのですが…
ひっくり返すと足の部分の塗装が剥がれています。
そして、ボロボロと崩れてきています。
原因はもうハッキリとわかっていて「移動」によるダメージなんです。
私はキャンプも好きなのでキャンプにこの七輪を持って行ったり、煙モクモクさせながら七輪を使いたくて畑に持って行ったりしていました。
重量のある七輪です。
移動の度に持ち上げて、到着の度に置くのを繰り返しています。
車に積み、地面に置き、地面からテーブルへ、テーブルから地面へ、地面から車の中へ、そうやって何回も何回も着地させていたので足にダメージがきちゃったんですね。
特に地面にダメージを与えないようにとブロックの上に置いたり、石の上に置いたりしていたので、足の部分が一番ダメージが蓄積されてしまいます。
七輪キャリー
まだまだこの愛着ある七輪を使用したいので、七輪キャリーを買いました。
七輪キャリーは七輪を移動させたい人のためのアイテムです。
七輪にはツルと呼ばれる「持ち手」がついていますが、バケツの取っ手と同じでツルを持ち上げると七輪の中央真上に手がきます。
炭火を熾している時にツルを持ってもちあげると、熱い!
だから焼いている途中で七輪を移動させるのは難しいです。
そんなときにこの「七輪キャリー」があると左右にある取っ手をガシっと掴んで両手で移動させることができるんです。
熱いし、重いので、倒したりしたら危険です。
卓上七輪などの場合は最初からキャリーが付いている七輪もあります。
七輪キャリー装着後の感想
七輪キャリーを装着した私の七輪はこんな感じ。
七輪はキャリーの上なので、移動しても直接七輪の足をゴツゴツぶつけなくて済みます。
持ち運びのときも両手でしっかりと掴むことができるのでとても安定感が増しました。
屋外の様々な場所に持って運ぶときもとても便利です。
料理中もちょっと配置を変えたりできますし、炭を足したりするときにも七輪ごと持ち運びができるので、安全面も格段に向上しました。
最初に七輪と一緒にこのキャリーを購入していれば、今でも足が崩れていなかったかもしれません。
そう考えるともっと早く買っておけば良かったなぁ、と思いました。
でも、今からでもダメージを軽減できるなら、この七輪でもまだまだ活躍できそうです。
まとめ
七輪の寿命についてまとめます。
七輪には寿命はあってないようなもの。
まもりが固ければそのぶん寿命も延び、大切に使えば一生ものです。
ただ、ダメージは蓄積してしまうため使用する場所や移動の多さなど、色々な要素によって寿命が変わってきます。
これからも愛着を持って末永く七輪を使っていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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