七輪を使っていたら金具が外れてしまった!
大きく割れたり、ボロボロになっていなければ、修理も可能です。
七輪の金具を修理しましたので、是非参考にしてみてください。
金具の外れた七輪
お2人様セットで買った小さな七輪。
あまり使用していないのですが、金具が外れてしまいました。
2つあるウチの、もう一方はちゃんと金具がついています。
金具が外れた原因
七輪は珪藻土でできています。
珪藻土という素材はとても吸水性が高く、水をよく吸い込みます。
七輪も珪藻土なので、水を吸い込んだ状態で炭火を入れて使用すると、温度差や水分の膨張によって大きく破損してしまう可能性があります。
私は七輪を外で保管していたので、雨などには一切濡らしていません。
しかし、珪藻土という素材は元々「脆い」という性質があります。
外部的な要因により崩れてきたりポロポロと崩れてきたりします。
金具が外れてしまった七輪をよく見ると、塗装がパリっと割れていたり、金具を止めている針の部分が崩れていたりと、劣化が進んでいました。
外に保管していたことで、温度の変化、湿度の変化などの外部的な影響を受けたというこです。
雨風を受けない屋外に置いていても「劣化は進む」ということです。
珪藻土を保管するなら、温度や湿度の影響がない場所がよいということですね。
段ボールのような箱に入れておくだけでも、違ったかもしれません。
七輪のメンテナンス:掃除
七輪を掃除します。
掃除といってもスクレーバーのようなもので、張り付いた固形物を削り取ったりする程度です。
細かな部分はブラシのようなもので掃除をしていきます。
砂のような埃のようなゴミがついているのでブラシで磨きます。
この七輪は小型タイプなので、細かな部分も磨けるように「歯ブラシ」を利用しました。
白い色は塗料の色ですが、塗料が欠けて地の色が見えている部分があります。
こうした箇所から乾燥した泥団子のように、ポロポロと砂のような崩れ粒が落ちます。
ブラシ掃除で砂のような粒がたくさん出てきました。
白いカケラは塗料のカケラです。
珪藻土は天然の素材ですので、その名の通り土のような砂のような成分ですね。
七輪のメンテナンス:金具
七輪の金具はホチキスの針のようなもので留められています。
外れてしまった金具から、針を除去します。
取った針をよく見ると、表面に見えていた部分が錆ついています。
やはり、水分の影響を受けていたということですね。
刺さっていた部分は錆ていないので、びしょびしょに濡れていたのではなく表面が濡れていたということです。
雨や風を避けてはいましたが、きっと「結露」による水分の影響をうけてしまったのでしょう。
外した金具の代わりに「真中釘」を使用します。
真中釘は装飾などに使われる釘で、七輪のメンテナンスには19mm程度の短い長さで十分です。
七輪に直接打ち込みますので、ダメージを抑えたい人はもっと短い長さでも十分です。
金具を外した部分もしっかりと汚れや砂カスを除去します。
七輪に真中釘を直接打ち込んで、金具を固定します。
ゆっくりと慎重に打ち込みます。
針が付いていた部分に打ち込んでいるので、崩れた砂がこぼれてきます。
ココでミスに気が付きました。
金具、逆に取り付けちゃったよ…。(泣)
七輪へのダメージを気にしていたくせに金具を逆に取り付けるという凡ミス!
金具をもう一度外して、もう一回取り付け。やり直しです!
「この凡ミスが一番ダメージが大きいじゃん!」という一人ツッコミを入れつつ、気を取り直してやりなおしていきます。
無事に金具の取り付けが完了です。
しっかり固定されているので、必要以上に多くの釘は打ち込まないことにしました。
珪藻土に直接釘を打ち込んでしまうので、釘は少ないほうがダメージが少ないですよね。
メンテナンス完了
無事にメンテナンスが完了しました。
汚れも落ちたし、金具も取り付けなおして、無事に復活です。
小さな七輪はミニ七輪と呼ばれていたりします。
私は屋外で七輪を使うことが多く、この小さな七輪はあまり活用していませんでした。
小さな七輪は室内で固形燃料などを使ってすき鍋のようなものを料理したり、赤くなった備長炭を入れて炙りに使用したりするととても良いです。
外に置いておくとまたポロポロと崩れてきてしまうので、室内に置いておこうと思います。
室内にただおいておくだけだと淋しいので、ミニサボテンを入れて飾っておくことにしました。
サボテンがちょっと和風でオシャレに見えますね。
これは七輪の新しい使い方かもしれません。
七輪って、色々なサイズ、色々な形や色、色々な種類があって、とても楽しいですよね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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