今回は滝の音に癒されながらのゆったりキャンプ、おじさん会です。
私と友人2人でそれぞれソロキャンプ、「ふたりソロキャンプ」ですね。
この漫画、楽しいので大好きですね。
私が実際にいったキャンプ場なんかも漫画の中に登場してきて、とても感動します。
今回訪れたのは神奈川県西部の滝沢園さんです。
滝沢園
滝沢園の公式ページはコチラです。
滝沢園の場所は 「〒259-1306 神奈川県秦野市戸川1445」
2022年(令和4年)4月16日、新しい高速道路の出入り口が完成し、とーーってもアクセスがよくなったキャンプ場です。
新東名「秦野丹沢スマートインター」を降りたら5分で到着します。
滝沢園、ここをキャンプ地とする!
滝沢園にはお昼ちょっと前に到着しました。
なるべく早めに行動しているのは、良い場所を確保したいからです。
到着したらいつものデカテントを設営します。
息子がいないので今回は一人ですが、広々と寝ようと思ってこのテントを持ってきました。
もう一つ一人用のテントを持っていますが、そっちは極端に小さいので…。笑
滝を前にテントを設置したら、とってもいい感じ。
まさに滝沢園です。
さてさて、一息つきましょう。ということで、飲んでいるドリンクはもちろんコカ・コーラです。
炭作り
昼間から長い時間をかけて焚き火ができるということは、炭作りのチャンスです。
何時間もかけて焼くことで炭が出来上がるので、昼間からゆったりキャンプと炭作りは相性がいいです。
滝沢園は直焚き火がOKということなので、焚火台は使用しません。
河川敷で炭作りをしたときもやっていたのですがアルミホイルはとても便利です。
アルミホイルが敷いてあると焚き火が終わった後の炭と灰の片付けが楽ちんなんです。
持参した焚き付けを利用してササっと火熾しをすませます。
炭作りをすると、途中で蓋が開こうとします。
だから予め重たいもの、石や木材を載せて蓋の開きを防いでおきます。
薪をたくさん投入して炭焼きが起動にのったらあとはのんびり見守るだけです。
天然の冷蔵庫を利用して、缶の飲み物を冷やしておく。
なんともキャンプらしくていいじゃないですか!
季節は10月の初旬。
2022年9月の連休は2週連続で台風がやってきたためキャンプはおあずけ。
キャンプ計画→台風で中止→泣→キャンプ計画→台風で中止→泣→キャンプ計画…って感じなので、キャンプしたい熱がすごいたぎっています。
滝の音
目の前には滝。
滝の音は最初は大きな音のように感じますが、この場所にずっといると音が気にならなくなります。
耳が慣れるんですよね。
滝の音を聞いているとなんとも癒されます。
肌に感じるか感じないか程度の水のしぶきもあります。
ちょうどいいミストですね。
しかも焚き火の位置からはミストを感じず、少し滝に近づくとミストを感じるという絶妙な距離感。
もちろんテントにも水しぶきがかかることはありません。
そういう位置にセッティングしてあります。
炭焼きは気長な作業なので薪を入れることだけは忘れずにのーーーんびりやります。
角型七輪のセッティング
車を停めた駐車場からテントの位置までは少し距離があります。
ですので、重たい荷物がある人は駐車場とキャンプ場をいったり来たり。
荷物は少ないほうがイイ!アイテムは軽いほうがイイ!
誰しもがそう感じている滝沢園フリーサイト。
しかし私は七輪が好きなので駐車場から持ってきます。
しかも、角型七輪を!
皆が軽量化を工夫している中、私は無くてもいいレンガも一緒に抱えて運んできました。
備長炭と火熾し兼火消し壺も持ってきました。
備長炭にはなかなか火がつきませんので、こちらも気長に火熾しです。
薪や木炭を入れた中に備長炭を入れて、ゆっくりと火熾しをします。
木炭に火が付いたころに角型七輪の中に炭を移動していきます。
焚火台と角型七輪
お隣では焚火台にケトルがセットされています。
で、なぜかその横に角型七輪。笑
友達が焚き火台をもってきているなら、角型七輪いらねーじゃんっ!って思うかもしれませんが、必要なんです!
どうしてもコレで焼きたい食材があるんです。
どうしても焼きたかった秋刀魚
秋刀魚です。
どうしても角型七輪で秋刀魚を焼いて食べたかったんです。
もう台風が来る前から秋刀魚を食べようって決めていたんです。
来る日も来る日もスーパーで秋刀魚を見ては、まだだ、まだだ、と我慢してきたんです。
もう絶対秋刀魚じゃなきゃダメ!
今年の秋刀魚はふっくらしていないとか、小ぶりの秋刀魚ばかり、なんて言っていた人もいたのですが、関係ありません。
秋刀魚を最高に美味しくするのは魔法の調味料「塩」です。
これを高い位置からパラパラと振りかけます。
屋外だからできる大胆な塩振りが大好きです。
家の中だと絶対にできないじゃないですか、この塩の振り方は!
もこみちさんもビックリするくらいの高さからこぼす前提で振った塩は、秋刀魚全体に均一かつまんべんなくバラまきます。
ヒレの部分に「化粧塩」などを施すこともあるそうですが、化粧塩ってことはその部分は食べないつもりなんですか?
私に化粧塩は不要です。
七輪の高火力で焼けば、ヒレも尾びれもパリッパリに香ばしく焼きあがります。
化粧塩なんてしたら塩っぱくて食べれなくなりそうです。
ヒレにも顔にも均一に塩が振りかけられている、それがベストです!
秋刀魚ちゃん達、右見て、左見て、塩がパラパラ、パラパラとふりかけられました。
それではレッツゴー!
角型七輪の中には備長炭と木炭がコンコンに湧き上がっています。
直接炎が当たらないように高さ調整台で炭と秋刀魚に距離を持たせています。
以前、秋刀魚を丸七輪で焼いたことがあるのですが、中央部分ばかりが焼けてしまうので網をずらしながら焼きました。
しっかーし、この角型七輪なら、平置きにして頭の先から尻尾の先まで熱が当たっています。
私の角型七輪は七輪本舗さんの「YS-38N」です。
その名もズバリ「焼鳥秋刀魚七輪」
七輪本舗さんでも人気No1の切り出し七輪なんです。
なのにまだ秋刀魚を焼いていなかったんです!(鮎なら焼いたけど…)
秋刀魚の煙はとてもいい香りです。
食欲をそそりますね。
真っ赤に燃えた備長炭が秋刀魚に熱を突き刺して、染み出る脂で秋刀魚は皮を焦がします。
角型七輪+備長炭+秋刀魚+キャンプ = 最強
この方程式は誰にも崩すことはできません。
最強の方程式です。
さぁ、秋刀魚が焼けました。
待ち焦がれた七輪秋刀魚を食べる
我慢し続けた秋刀魚の塩焼きを食べる時がきました。
キャンプなので焼けた秋刀魚はシェラカップに入れて食べます。
身がしっかりと焼けています。
ほっくりと柔らかな秋刀魚の身。
焼けた秋刀魚をほぐしているだけでいい香り。
最高に美味しいです。
塩しか振っていません。
醤油も大根おろしも必要ないですね~。
めちゃくちゃ美味しい。
備長炭でしっかり焼いているので内臓の部分も食べれます。
少しニガイ味の身がいいアクセントになります。
尾ビレに近いほうの秋刀魚の身は身がひきしまっています。
秋刀魚の頭が残っています。
よく見ると頭の部分も皮がパリっとしていて、こんがりと焼けています。
これ、頭も食べれるんじゃね?
頭も全然普通に食べれましたね。
ボリンボリンとしましたが、香ばしくて美味しい。
身の部分とも内臓の部分とも違う美味しさ。
七輪と備長炭で焼いたから食べられたんだろうなぁ~、やっぱ七輪すげぇーわ。と感心しながら食べました。
美味しくて美味しくてムシャムシャと食べてしまいました。
気が付いたら頭も食べ終えて、骨だけがコロンっと残っていました。
ごはん
となりで炊いてくれたごはんをいただきます。
キャンプで炊くごはんはおいしいですよね。
炊き立ての湯気が、ほわ~んっと甘く香ります。
牛タン
私は牛タンが大好きなので、牛タンも買ってあります。
牛タンに滝の音を聞かせます。
牛タンもやっぱり塩!
シンプルだけど、素材の味がしっかりとわかる調理方法ですね。
大山どり
大山どり。
スーパーのラベルが「大山鶏」になっていますが、誤記ですね。
「大山どり」のロゴ付きラベルが貼ってあるので「大山どり」が正解ですね。
何が違うの?って声が聞こえてきそうですね。
「大山どり」と「大山鶏」は違います。鶏の種類や表記って、たーーーーくさんあるらしいので、ひらがな表記とかカタカナ表記とかをごちゃまぜにしちゃいけません。
難しい鶏の種類はさておき、鶏もも肉は串に挿してBBQスタイルで食べようと思います。
エバラ黄金の味を何度も何度も鶏もも肉にかけながら焼いて、ジューシーなBBQ串に仕上げていきます。
ソーセージ
お隣で焼いてくれたソーセージ。
焚き火の薪には杉を使っていました。杉って燃える時いい匂いしますよね。
ソーセージも焚き火で焼いたからなのか、とってもいい香りです。
身はプリップリだし、熱々だし、とても美味しかったです。
美味しいものは一瞬でペロリと食べ終わってしまいます。
日の入りBBQ串
次第に夜が近づいてきました。
持参した薪はBBQテラス作りで発生した廃材です。
七輪で焚き火をするときのサイズに合わせてカットしてあります。
私の薪割りは自宅でやっています。
電動工具やナタを利用してちょうどいい大きさにカットしてあるんです。
薪をどんどん投入して炭作りを促進させます。
石炭を次々に放りこみながら全速力で汽車を走らせる人の高揚感がわかります。
ほれほれ~、どんどん燃えろ~って気分になります。
鶏もものBBQ串もしっかりと味がしみこんで、イイ感じです。
鶏もも肉のBBQ串もとても美味しいですね。
ガブっとかじれるし食べやすいので串はいいですね!
アスパラベーコン
アスパラベーコンも串に挿してBBQスタイルにします。
アスパラベーコンを焼くころにはすっかり夜になっています。
ランタンの灯りや焚き火の灯りで過ごします。
大盛況な滝沢園フリーサイト
この日はとても多くの人でにぎわっていました。
振り返るとお祭りの屋台のように明るいです。
みんな大自然に癒されるべく、それぞれのテントにそれぞれの灯りを持参して、のびのびと楽しんでいるようでした。
あつあつでベーコンがカリッとして、とても美味しいです。
時間をかけてちょっとずつ食べているのでずっと何かを食べていますね。
キャンプならではの食べ方、の~んびりしていて最高です。
片付けとキャンプ就寝の時間
七輪は炭を火消し壺へ移動して完全消化します。
焼くものが終わったら炭を片付けてしまったほうがいいです。
片付けを後回しにすると、あとでいっぺんにやることになるので、嫌なんですよね~。
遠くから見てもまだまだ元気なフリーサイト。
火が沈んで焚き火が盛り上がってくる頃が一番ワイワイしているような気がします。
私達の場所は滝の目の前なので、滝の音がかなりメインです。
だから、他のテントの人の話し声とかも聞こえませんし、視界に人も入ってきません。
もちろんトイレへの道にも隣接していないので、誰かの歩く音も聞こえません。
プライバシーが守られていて、本当にいいポジションをキープしたなぁ~と思います。
炭焼きもそろそろ終わりです。
全部の薪を使い切りました。6時間以上は燃やしています。
炭焼きの缶は熱くて触れないだろうし、中身を見るのは次の日になってからにします。
そのほうが中身の確認もしやすいので。
そのまま空冷で冷ましておこうと思います。
お隣のお友達もだいぶ薪が少なくなってきました。
炎のユラユラを見ながら語りあうのが楽しいんですよね。
大人の男性で、会社員で、子供がいて、歳が近くて、語れる!って、とてもありがたい存在なんですよね。
会社の同僚と語るのとも違うし、ファミリーでワイワイするのとも違います。
だいたいしょーもないこと話してるんですけど、楽しいんです!
朝は早起き!
朝は早起きです。明るくなったら起きる。
大自然の中での休日なので、目覚ましはセットしていないのですが、明るくなると勝手に起きます。
テントから出ると早朝の滝もイイ感じです。
サーっと冷たい爽やかな風がここちよいです。
炭焼き缶は昨晩のままです。
缶の上にセットした重りの石もそのままで、一晩じっくり冷めてくれました。
さぁ、開封しましょう!
どうですかね??
端のほう、炭になっていませんね。
缶の中央に火力が集中していたので、真ん中の木材はしっかり炭になっていました。
焚き火の炎が当たる位置によって炭化の速度が違うということですね。
高温じゃないと良い炭が作れないと言われるのがよくわかります。
炭になりきれなかったものは次回の焚き火で使用してもいいですし、炭焼きの時に一緒に混ぜてもいいですよね。
炭にならなかったものでも無駄なく使います。
それが炭を作る私のコンセプトですからね。
滝沢園の魅力
今回感じた滝沢園の大きな魅力は「滝」です。
川のせせらぎ音とはまた少し違う滝の音。
ザーッと流れる滝と焚き火の炎を同時に眺められる贅沢な場所だと言えるでしょう。
周囲は山に囲まれていて、本当にキャンプの好きな人しか訪れないだろうなぁと感じる場所です。
台風が過ぎた最初の週末ということもありとても込み合っていましたが、自分以外の利用者さん達もとてもマナーが良いと感じましたね。
スタッフの方が巡回してくれているので、みんながちゃんとルールを守っている感じです。
ゴミ出しの分別ルールも細かいですが、みんなしっかり守っていて偉い!
自然の中で一晩過ごすっていう非日常な感じが癒しなんだろうなぁ~って思いますね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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