BBQをやったことある人なら誰でも経験がある火起こし。苦労された経験があるのではないでしょうか?私の伝授するワザなら「最短3分で着火」までいけますよ。
私がまだ未熟だった頃、ファミリーBBQの時に、新聞紙、割りばし、ライターを使って火起こしをしました。ところが30分たっても火をおこすことができませんでした。「お父さん、まだ~??」とファミリーをがっかりさせた苦い経験があります。
ところが、 火起こしワザを身に着けてからは「着火まで3分」。今では「火起こしならお父さんに任せておけ!」と、得意気に火をおこしています。
※木炭の火熾しに限ります。
備長炭の火熾し方法は別記事参照
最短着火!火起こし必勝法
最短3分で着火した時の様子
BBQのコンロや七輪以外のキャンプ用品でもやり方は同じですが、私は七輪を使用した時の様子で説明させていただきます。

私が使用した七輪は丸型です。
特に何か細工があるわけでもなく、ごく一般的なタイプの七輪ですね。この七輪を使用して火おこしをしました。3分後の画像がコチラです。

うちわで扇ぎながら撮影はやりにくかったです。
いかがでしょうか?ちゃんと火がついていますよね。炭火をこの状態までもってこれれば焦って細木をくべたり、新聞紙を追加したりする必要はありません。うちわを扇ぎ続ければ追加数分のうちにはメラメラの状態まで辿りつくはずです。

メラメラの状態まで辿りつければ、もう安心です。
最短火起こしワザのメリット
メラメラの状態まで辿り着ければ、もう余裕!「お父さん、まだ~??」なんて言わせません。
私はこのワザを身に着けてからは毎回同じ方法で100発100中です。必ず成功します。火起こしに失敗しないという事はたくさんのメリットがあります。
すぐに火が付くということは精神的な安心感があります。妙な圧力を感じなくてすみますよね。
しかも、失敗しないので追加で火起こし道具が必要になることはありません。
私はかつて、着火用に用意した新聞紙を使い果たしたにもかかわらず着火に失敗しました。その時は火が付かなかったので、無言のプレッシャーと戦いながら悪戦苦闘しました。結局ライターで燃やし続けるという力技を使用して難局を乗り切りましたが、火起こしの失敗は二度と味わいたくありません。
最短で着火するための道具
最短で着火するためにはコチラを使用します。

トーチバーナーです。
トーチバーナーはガスで一気に炎を出せるので文句なしの火力です。
裏側の注意書きもよくみておきましょう。

ライターやチャッカマンのような製品では火が弱くて炭に直接着火することはできません。トーチバーナーなら、炭に直接着火する事が可能なんです。
BBQや七輪を使って焼肉をやろうとした当日になって、ホームセンターでトーチバーナーを買ってこようとしても、目的のトーチバーナーを入手できる保証はありません。
私が使用しているのはイワタニカセットガスで使用できるタイプのトーチバーナーです。
イワタニカセットガスは割と簡単に入手できるガス缶です。鍋とかでも使用するので3本セットとかでも売っています。このイワタニカセットガスを使用できるという事は、冬に鍋をして余ったガスでもトーチとしても使用できるのです。だからイワタニがいいんですね、無駄がない!
先ほどは 火起こしに失敗しないメリットをいくつかあげましたが、トーチバーナーを使用すると他にもメリットがたくさんあります。
BBQ用の着火剤などもありますが、使い捨てだし一度使ったらおしまいです。私のようにちょっとした食材でもすぐに七輪を出してきて炭火焼にしようとする人にとって、着火剤は不向きです。
トーチバーナーで着火させるなら、追加の材料やアイテムは一切不要です。
実際に3分で着火させるコツ

木炭が砕けて細かくなった 木炭だけを集めます。1cm角くらいに細かい炭が望ましいですね。七輪にいれましょう。
※トーチバーナーを備長炭では使用しないこと!
備長炭の火熾し方法は別記事参照
この時に砂のようにカケラになった炭は入れないで下さい。砂状になった炭はパチパチと爆ぜるので危険です。砂状の炭が多いと火の粉が飛び散るので、ヤケドしないように十分に注意しましょう。

七輪がコテンと転ばないように、安定した土台にたっていることを確認します。トーチバーナーを斜めに配置して、位置関係を確かめましょう。

ピストルのような形状でガスを出しながらトリガを引けば火がつきます。
そのまま七輪に入っている炭をトーチバーナーで炙れば数分後には必ず真っ赤に燃える炭ができあがります。七輪に入れる炭を1cm角くらいのサイズにするのがコツです。さすがのトーチバーナーでもいきなり大きな炭に火をつけるのは難しいので、細かい炭を用意するのがポイントです。

火起こしに必要なのは酸素です。風を送り込むことで着火していきます。トーチバーナーをうちわに持ち替えてブンブン扇いで風を送りこんでください。炭の赤い部分が「真っ赤」になるように意識して扇ぐとよいでしょう。
着火後、火力の調整方法
七輪は炭をおこす段階でたっぷり風を送り込みます。そうすると炭が真っ赤になりますよね。そこまで炭が赤くなれば勝手に消えてしまうことはないのでもう安心です。
火力調整:窓を使う
七輪の下のほうに四角い窓があります。この窓が風を送り込むための穴です。この穴めがけてうちわでパタパタ扇いでやると、食材がある上のほうへ向かって酸素が送りこまれて炭が赤く燃えます。つまりうちわで扇ぐと火力アップです。
窓はスライド式に閉じる事ができます。この窓で炭へ送り込む酸素の量を調整して、火力を調整します。




窓の開け閉めによって火力を調整する事ができます。少しでも窓が開いていれば風が上に抜けていきますので炭が消える事はほぼありません。窓を閉じると酸素は送り込まれないのですが、食材を乗せる網の部分は外気に触れますので完全に酸素がなくなるワケではなく、ゆーっくり燃えています。
窓の開け閉めですが、熱くなる事がありますので素手では触らないようにしましょう。
火力調整:炭の量を調整する
火力を調整するには炭の量を調整する方法もあります。私は窓は全開にしておいて炭の量を調整する事が多いです。
大きめの炭が燃えている箇所と細かな炭が燃えているところで、火力をわけます。そうすると丸い網の上で火力の強いエリアと火力の弱いエリアができますので、強いほうで焼いて、弱いほうで焦げないように待機しておくといった使い方です。
炭が多い場合は火ばさみで大きな炭を取り除いてもよいですね。私は小さめの植木鉢をいつも用意していて、炭が多い場合は植木鉢へ移動して弱くしたりして調整します。

火力調整:網の高さを調整する
七輪を使用する場合、ほとんどのケースで七輪の上に直接網を乗せて使用すると思います。網のすぐ下は炭ですのでたくさん火をおこしている状態では火力を弱くするのが難しいです。
そんな時は網の位置を高くすると調整できます。網を炭から遠ざけて火力を弱くするんですね。七輪の上におく五徳などを活用すると良いでしょう。
または七輪の横に小さめのレンガを置いて高さを調整する方法などもあります。友人と七輪BBQをしたときは五徳などを持ち合わせていなかったので、石を置いて網の高さをあげたりしたこともあります。工夫すればなんでも使えちゃいますね。
まとめ
まとめておきましょう!
さぁ、七輪と火起こしは準備万端!あなたなら、何を焼きますか?
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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