七輪の憧れと言えば、石川県珠洲市(すずし)で生産されている天然珪藻土の切り出し七輪です。
私はホームセンターで買った丸七輪(練り物)を使用しているのですが、このブログ「七輪マスター」を始めてから七輪の記事を投稿していくうちに七輪への愛は深まるばかり…。
どうしても天然珪藻土の切り出し七輪が欲しくて欲しくてたまらない!
毎日毎日いろいろな七輪を見ては憧れを強く抱くようになってしまいました。
「天然」とか「切り出し」と書いてあっても国産ではないものがあります。さらに、「天然珪藻土を練り込んだという意味の天然」というアウツな七輪が存在します。ですので、産地のよくわからない七輪を購入するのは嫌です。
職人さんが一品ずつ作る、能登切り出し七輪。見れば見るほどいいなぁ~。
切り出し七輪使ってみたい!!
七輪本舗さんの焼鳥秋刀魚七輪のページはコチラ
ついに、切り出し七輪を購入
何度も何度も七輪ばかり見ていましたが、妻に相談して購入しました。
調理器具で2万円なんて高価なシロモノ、どこの家でもそう簡単に手に入れられるものではないと思います。それでも私の熱意をこころよく受け止めてくれて感謝!!
ありがとうございます!ポチらせて頂きました!!
七輪本舗の焼鳥秋刀魚七輪(YS-38N)を徹底解説!
七輪本舗とは
七輪本舗は石川県珠洲市の天然珪藻土を切り出して販売する、切り出し七輪の専門店です。
販売されている商品のラインナップもとても多く、300万アクセスを超えている老舗サイトとのこと。
石川県珠洲市は能登半島の先端部分に位置しています。今では切り出し七輪を製造している工場も数えるほど(ほんの数軒)しかないそうです。
会社の名前は「株式会社ちろり」です。
七輪本舗は株式会社ちろりが運営しているオンラインショップということですね。
荷姿と梱包
ついに届いた切り出し七輪。
七輪本舗さんから届いた「焼鳥秋刀魚七輪」はキレイなダンボールで丁寧に梱包されていました。
段ボールを開けるとオプションで購入した高さ調整台(TT-05)とあみつかみ(AT-01)が顔をのぞかせていました。
切り出し七輪、開封!
付属品類
焼鳥秋刀魚七輪を購入すると、珪藻土でできた蓋と鉄久と網が付属品として入っています。初めて使う方への取り扱い説明も入っています。
私が七輪本舗の「焼鳥秋刀魚七輪」を選んだ理由のひとつが「蓋」です。
丸七輪を使ったあと、上に「蓋」をしたいことが多々あります。
珪藻土でできた専用の蓋が用意されているのはとても嬉しいです。
それともう一つ嬉しい付属品は焼鳥を焼くときの「鉄久(てっきゅう)」です。これが付属してくれるのもとても嬉しいです!
鉄久は「七輪マスター」の焼鳥の記事でも登場しますが、買うとそれなりのお値段します。代替え品を使っていますが色々デメリットもあり、いつかはホンモノの鉄久も欲しいなぁ、なんて思っていたら七輪に付属しているということで、なんともありがたいです。
付属品は網もあります。
網も「焼鳥秋刀魚七輪」の大きさに合った網なので、付属してくれて助かります。他で購入するときっとサイズが微妙に合わなかったりするんだろうなぁ…。
七輪本体について
焼鳥秋刀魚七輪は丁寧にぷちぷちで囲まれて梱包されていました。
段ボールも二重梱包で中もプチプチ入り。
天然珪藻土でできた七輪は「陶器」と同じような扱いです。衝撃や振動で割れないようにと丁寧に梱包されていました。中にある火皿も一つ一つぷちぷちに包まれていました。
焼鳥秋刀魚七輪の上に高さ調整台と付属の網を乗せてみました。
サイズがぴったりと合うというのは、本当に気持ちがよいです。高さ調整台も網も当然ながらピッタリサイズ!
切り出し七輪を初めて使う前に!
輸送時のダメージをチェック
ネットで七輪を購入するなら、輸送時のダメージがないか確認したほうがよいです。
七輪本舗さんの焼鳥秋刀魚七輪は段ボールが二重梱包でプチプチにも包まれていたので、全然割れたり欠けたりすることなく、無事に私の家まで届きました。
丁寧に梱包されていたので開封していて安心感がありました。「これなら割れないよね」という感じ。
七輪の塗料と装飾について
七輪の表面全体が水性塗料で塗装されています。炭を入れて調理する道具なので使っているウチに真っ黒になっていくのは覚悟の上ですが、白で塗られた七輪に金色の金具が取り付けられていて、豪華ですよね。
この輝きは最初だけだと思うのでしっかり写真に収めておきます。
塗料を焼くときの注意事項
七輪を初めて使う前に塗料を焼く必要があります。
七輪の炭を入れる部分にも水性塗料は塗られています。炭を入れて燃やすと塗料が焼けます。
塗料が焼けるとニオイがでます。
切り出し七輪が家に届いたからと喜んでいきなり食材を焼き始めてはいけません!塗料を焼くときのニオイはちょっと強いです。
換気扇の下や十分換気のできる場所で焼いてもよいのですが、私はやはり屋外で焼くことにしました。
丸七輪で炭火を熾したら、切り出し七輪へ移し変えます。
切り出し七輪へ入れた炭がいい色で燃えています。
少しするとすぐに塗料の焼けるニオイがします。乾いたニオイというか、接着剤のニオイ?というか、なんとも表現できないニオイですが、この臭気のまま食材は絶対に焼けません。
塗料の焼けるニオイが付いた食材なんて食べたくないです。
内側をしっかり焼きます。付属の蓋も同じ珪藻土、同じ塗料でできていますので、蓋の内側もしっかりと焼きました。
七輪の塗料を焼くと表面の色が変色してきます。薄いピンク色のような色になります。
焼いている部分と焼いていない部分は見た目ですぐにわかりますので、色の変色を目安にして30分くらい焼きました。
これから七輪を使う人へ
ひび割れ(焼きしまり)について
七輪は高温の炭を入れて使う調理器具です。炭を入れて使用していると内側の底や側面に「ひび割れ」が発生してきます。
ひび割れは発生しても大丈夫です。
最初のころの使用で生じるひび割れは「焼きしまり」という現象です。
焼きしまりは炭を入れて使用する七輪なら必ず発生する現象ですので、そのまま慌てず焦らず使い続けて下さい。
何回か使用していくうちに落ち着いて、ひび割れが止まります。
割れについて
七輪は割れるものです。金属ではありません。粘土のような、陶器のような存在です。
落としたり、衝撃を与えると割れてしまいます。
お手入れの際は負荷のかからないように丁寧に扱いましょう。
炭の入った状態(燃焼中)で移動させようとして「熱っ!」っとやって、割る人がいます。燃焼中は持ち運んではいけません。
熱について
長時間炭火を使用するととても高温になります。
珪藻土の切り出し七輪は熱効率がよいので触っても大丈夫だと油断しがちですが、金具の部分が熱くなり大変危険です。
周囲のものも高温になるので、七輪を使用する人は十分注意しましょう。
近くに置いておくと危険なものがコチラ
七輪の底の部分には火皿の間をくぐり抜けて、小さな炭のカケラが落ちます。
炭が七輪の底にあると七輪の真下が高温になるので、木のテーブルや鍋敷きなどでは焦げたり燃えたりする危険性があります。
七輪の下にはレンガや石を敷き、炭を入れている時は絶対にその場を離れず使用しましょう。
換気について
七輪を使用するなら換気は絶対に必要です。
一酸化炭素中毒(酸欠)は命に係わります!
室内で使用する場合はもちろん換気が必要ですし、キャンプで使用する場合でもテントの中、車の中などには持ち込まないでください。
一酸化炭素はニオイがしないので気が付きにくです。常に換気を怠らずに!
焼鳥秋刀魚七輪を使ってみた感想
焼鳥秋刀魚七輪で一番最初に焼いたのは「ほっけ」です!
炭火のいい香り!
遠火の高火力が実現できました!
私は料理はニガテですが、七輪は好きです。電気もガスも使用しない七輪に魅力を感じています。
電気やガスを使用するよりも食材の美味しさをグンと引き出してくれるからです。
焼鳥秋刀魚七輪で初めて焼いたのは残念ながら秋刀魚ではなかったのですが、1っ匹丸々と焼けるだけの焼きしろがあり、切り出し七輪の遠赤効果も発揮して最高の「ほっけ」になりました!
こんなに美味しい「ほっけ」を食べたのは生まれて初めてかもしれない、と思っていたら隣で一緒にごはんを食べていた息子が「こんなに美味しいほっけ、食べたことないよっ!」と言いました。
めちゃくちゃ嬉しかったですね!!
この長方形の焼鳥秋刀魚七輪があれば焼き鳥だって10本くらい同時に焼けそうですっ!
本格的な七輪を手に入れて、ブログも料理も楽しい!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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