鶏むね肉の号外特売品ということで!
胸肉を焼き鳥にするチャンスがやってきました。
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「串打ちがやってみたい!」という理由でテキトーに串を刺してみたオリジナル焼き鳥の反省点を活かして再チャレンジしていきたいと思います。
この記事の焼き鳥極め度を星で評価してみました。この記事を読むと焼き鳥が食べたくなり、串を刺して自分で焼き鳥を作りたい気持ちが湧いてきます。
前回はお店で焼き鳥を食べて研究しています。その時の記事はコチラ
鶏むね肉から皮を剥く
胸肉をまな板の上に置き、皮を剥きます。
素手でグイっと引っ張り、グイグイっと引っ張ると剥けます。
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鶏むね肉を3つに分ける
鳥むね肉は大きく分けると3つに分けられます。以前串打ちをしたときには3つに分けられることを意識せずに適当に焼き鳥に刺しやすい形状に切ってみましたが、食感が悪かったです。
その反省を活かし、3つに切り分けます。
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鳥むね肉をよーく見ると膜のようなものでつながった部位が見えます。
ひっくり返して確認してみましょう。
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大きく上下に分かれているように見えます。上下をつなげている膜を切りながら二つに切り分けます。
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切った胸肉は上のほうが大きくて下のほうが小さい。そんな形状になるハズです。
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切り分けた大きなほうの塊はさらにもう1段階分けられそうな膜があります。
先ほど切り分けた方向ではなく、縦方向に分かれて見えます。その分かれ目を切り分けていきます。
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うん。
大きく3つに分かれると言われたように、3つに切り分けることが出来ました。
ひっくり返してみましょう。
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ひっくり返すとこのような形状。
鳥むね肉をよく観察すると必ずこのような形状に3つに分けられます。
肉の繊維を見極めてカットする
再びひっくり返して、次は肉の繊維を見ていきます。
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よーく見ると肉に繊維が見えます。
繊維状にしましま模様になっているのがわかります。
この繊維を切るように切り分けると、火が通ったあとの食感が柔らかく感じるそうです。むしろ、以前の私は適当に切り分けたので、繊維がカットできていない部位の食感が悪かったのでしょう。
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出来上がりの焼き鳥の大きさを想像しながらカットします。
焼き鳥は横幅を同じくらいの幅にしないと「焼きにくい」ので、幅を揃えて切り分けます。
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3つに分けた鶏肉それぞれに、繊維の方向がありますのでよく観察して、繊維を切るようにしましょう。
鶏むね肉に串打ちをする
串打ちをする前に一旦カットしたむね肉を並べてみます。
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幅や大きさを揃えて並べてみました。
焼き鳥屋さんではどのようにしているのか謎ですが、大きさや幅を揃えるために色々並べ替えて配置してみました。
なるべく全ての焼き鳥の食べ応えが均一になるように大きさを分けました。
それでは串を刺していきましょう。
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串に刺しながら形を整えました。肉と肉の間から串が見えているところやギュッ詰めすぎてしまった場所などをちょっとずつ調整しています。
もともとお肉が乗っていたプラのトレーにラップをかけて、串打ちした鶏肉を並べておきます。鳥むね肉は表と裏で見た目が違います。かたほうはツルっとした見た目で色も少し白い感じです。
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こういった見た目を揃えるのも焼き鳥の上手な串打ち方法なのかもしれません。
私は大きさを揃える時にツルっとした面をまな板側に向けました。
そのほうが串を刺しやすかったからです。
以前串を刺した焼き鳥よりも見映えが良くなりました!
剥いた鳥皮をカットする
鳥皮を広げます。
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鳥皮もやはり焼き鳥をイメージして幅が同じになるように切り分けました。
鳥皮は胸肉と違い、グニっとしているので、切るのが難しいです。
鳥皮の串打ち
鳥皮に串を刺していきます。
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一つの鳥むね肉についていた皮から2本の鳥皮串が出来上がりました。胸肉に対して量が少ないです。
鳥皮を串に刺すときも難しい。グニグニと動いてしまうので串に刺すのも難しかったです。
串の先端に自分の手などを配置しないようにして、ケガの無いように串を刺していきましょう。
七輪を準備して火熾し
この焼き鳥は12月に作っています。
寒くて寒くて外で焼いていられないので、室内に七輪さんを置きました。
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室内と言っても、キッチンの換気扇の下です。
焼き鳥の油などが飛び散らないようにガードも立てています。
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備長炭の火熾しは爆跳の危険があります。
火おこしを使用して、さらにふるいをかぶせて爆跳対策をしています。
爆跳がどのくらい危ないかはこの記事を参考にしてみて下さい。
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七輪には火のついた備長炭をセットします。
いい感じに真っ赤になっています。
焼き鳥を焼いていく
これで焼き鳥を焼く準備が整いました。
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鉄九を準備しておきます。
ホントはホームセンターで買った16mm角のアルミフレームです。長さ300mm。
胸肉は6本あるので3本づつ焼いていくことにします。
この七輪では4本が限界であることがわかっているので、ズラっと6本焼くのは無理でしょう。
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3本は塩、3本はタレといきたいところですが、タレはありません。
ですので、全部塩味でいきます。
さっそく焼いていきます。
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んー、良い匂いです。中央の焼き鳥が色ずいてきました。
ひっくり返すタイミングがちょっと良くわかりませんが、ひっくり返してしっかり焼いていこうと思います。
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焼きあがりました。少し焦げた部分もありますが、とてもいい匂いの炭火焼き鳥です。
備長炭の高火力でしっかり焼けています。
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食べてみるとしっかりと中まで火が通っていました。
うまい!
まだ焼き鳥は残っているので食べながら次の3本を焼きます。
次は塩コショーで焼いていきます。
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コチラもいい感じで焼きあがりました。
香ばしく炭火感を漂わせています。
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コチラもうまい!
もりもりと食べていきました。焼きながら、飲み物も飲みながら、写真も撮りながら、炭火で温まりながら、です。ながらながらで味わう焼き鳥が美味しいですね。
鳥皮を焼く
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残すところ、鳥皮2本です。高めの位置から塩を振りかけます。
表うらしっかりと塩を振ってから焼いていきます。
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鳥皮は油が炭に落ちて炎があがります。
ジワッっと音がして火がもわっとあがります。
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油が下に落ちて炎が上がってしまうので、ずらしながら焼いていきます。
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油の落ちを見ながら直火にならないように焼いていくのですが、すぐに油が落ちて炎に包まれてしまいます。
直火になるとコゲコゲになりそうなので、できれば直火になりたくなかったのですが回避しきれませんでした。
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鳥皮の油がおちるとモワっと煙が出てきます。
換気扇の下で焼いて正解でした。
もし、この鳥皮を部屋の中央でやろうものなら、天井にまで焼き鳥のニオイが染みつきそうです。
炭火焼では煙に包まれると燻されて美味しくなると言いますが、この煙はとてもいいニオイです。屋台の焼き鳥屋さんを思い浮かべてしまいます。
炎に包まれずに煙の燻し効果だけを利用して皮をパリっと焼きたかったのですが、炎に包まれたので黒くなってしまいました。
美味しそうなニオイがするので多少黒くなったって、食べますよ!
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美味しい!
とても美味しい!
なんでしょう、この鳥皮は、とても美味しいです。焼きたてだからか、燻されているからなのか、わかりませんがとても美味しいです。
胸肉より鳥皮のほうが美味しい!
感想と考察
私は、火加減や焼き具合などを見たかったので、本数が6本あった鶏むね肉から焼きました。6本あるんだから1本2本失敗したってよいだろうと考えたのです。
だから最初に6本ある胸肉から焼いたのです。
でも、もしかして鳥皮のしたたった油で燻されて美味しくなるのであれば、鳥皮と鳥むね肉を一緒に焼いて、鳥むね肉も煙に包まれたほうがよかったのでは?
オーマイゴッド!
焼き鳥、奥が深すぎる!
全部食べ終わって、鳥皮のほうが美味しかったから閃きました。
なぜ鳥皮のが美味しいのだろうと考えれば考えるほど煙のことが気になります。
鳥皮と鳥むね肉を一緒に焼いたら、鳥むね肉はもっと美味しくなるのだろうか?と。
この記事を読んでいる上級者の方へお願いがあります。ブログ記事の一番下「コメントを書き込む」から私にアドバイスをお願いできませんでしょうか?
宜しくお願い致します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
後日、赤ちょうちんの焼き鳥やさんで焼き鳥を買った記事はコチラ
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